酒の会レポート


第3回「日本のお酒を味わう会」


 日時 平成13年4月5日
 主催 (株)秋田屋
 場所 ウェステイン名古屋キャッスル 2F 天守の間
 出品酒 悠醸 蔵内の生酒
今回で3回目を迎えるこの会は、もともと(株)あいち醸造食品主催の「桜と吟醸酒の会」がもととなって発展してきました。以前から合わせると10数回目となり毎年この会を楽しみにしている方も数多くおられます
 今回は、お客様700名・参加蔵元が全国102社となりスタッフを合わせると1000名近い人たちの酒の集いとなりました。今回は新たに今ブームの焼酎の蔵も加わり一段とにぎわいを増してきました。
 この会は、もちろん招待の業界関係者が多く来られますが、それ以上に一般の酒愛好者が盛り上がりの真ん中にいます。

名古屋城の満開の夜桜の前での浮き世を忘れる華やかなパーティー
蔵元のブースにての普段呑むことが出来ない秘蔵酒の試飲
酒と共に全国各地から集まった特産の逸品

この時間は、呑み手、造り手が酒をはさんでの出逢いが生まれます。
この会でいろいろな方と出逢いましたが今でもその方とは交流が続いています。
 とてもリラックスした雰囲気の中だまっていても顔を見れば正直にお酒の評価が帰ってきます。
点数が多いのでとても全部を味わうことは無理。始まって暫くは全体が動いたもののそのうちお気に入りのブース前に陣地ができ楽しいおしゃべりに花が咲きます。
今回出品した悠醸 蔵内の生酒についた方は20代が中心、特に女性の方が何度となくお見えになりました。
酒はドライながら旨みもあり香りも楽しめるタイプ
ただ まだまだ若くまとまりに欠けていますが、とてもさわやかに喉を通ります。
グラスを傾けるときの笑顔は、このような華やかな場所にとてもよく合いました。



 第9回美濃飛騨酒蔵の集い


 日時 平成13年3月18日
 主催 酒楽六舗
 場所 岐阜県県民ふれあい会館
岐阜市は、日本のほぼ中央部にあり斉藤道三と織田信長で有名な町、人口は40万と7000人ほど、ここでは全国的にもとても珍しく 市内商圏が重なる程近い場所で営む酒販店が中心となって現在9件で酒の集いを催しています。
今年で9回目を迎えて毎年この会は進化し続けています。地元新聞にも大きく取り上げられるようになり この催しがあると本格的な春到来という感じで市民に受け取られています。
岐阜県内の酒蔵が十数社集まりそれぞれの蔵の個性あふれる新酒を持ち寄り会を盛り上げます。
ここの会の特徴は、なんといっても一般市民参加型 酒自由空間にあります。

 広いホールに吟味されたお酒が数知れず、地域特産の珍味も豊富で入場料は前売り800円の安さ、一時から四時の間まで、催しは一切なく誰にも気兼ねなく自由に酒空間を漂うことができるのです。
最近はとくに今までの料飲店さんや酒好きの人に加えて、ぶらっと入ってきたおじさん、おばさん、家族連れ、カップルなどいろいろ・・・初めておいしいお酒に出会う喜びに溢れ、蔵元にいろいろと質問を投げかけます。
 「なぜこんな香りがお酒にするの」、「ワインのような感じだね」などなど・・・
とても新鮮な質問に答える方も思わず顔がほころびます。
入場者は400人を越えていますが適度な人の距離が保たれています。
酒を造る人、伝えていく人、呑む人、知らず知らずに集まって井戸端会議が方々で開かれています。
ここでの3時間はお客様、スタッフともに本当に短く感じられます。
 この会を主催する酒販店のメンバーは皆、通常の仕事の合間をぬって動くのでとてもたいへんな作業が続きました。
また、この努力がそれぞれのお店に直接跳ね返ってくる実感もむありませんが、酒販店の経営が厳しく業界が崩壊しつつある昨今、これからの酒屋の意識の核を造る作業に大成功を納めました。


第17回地方銘酒を楽しむ会


 日時 2001年3月10日
 主催 愛知県春日井市
     酒のうかい 主催
 場所 春日井商工会館
名古屋から15kmほど中央線に乗ったところに春日井市があります。
もともとは、桃の生産や養鶏が盛んなところで今でも有名な名古屋コーチンの産地でもあります。
昭和30年代からの宅地開発で、名古屋市のベッドタウン的性格と町工場を抱えた現在29万人の都市。

うかい酒店の主人鵜飼英司さんは、地方銘酒を扱って20年、地酒が本当に知られてない頃から活動を開始、酒にはこだわるが地酒だけの狭い世間にはとどまらず、人と酒のふれあいの場「酒コミュニティー広場」を基地にして持ち前の明るさといつも元気一杯の姿勢で地域の人を盛り上げてきました。
今回で17回目を迎える「楽しむ会」は、毎度のように満員御礼!
スタッフと蔵元を入れて150人にもなりました。毎年見られる顔、根っからのマニアで方々の酒の会を回っているつわもの、子供連れの家族 初体験のカップル、いろんな人が酒を通して楽しくふれあっています。

ここでは、蔵元の人の仕事はちょっとした挨拶だけで、あとはなにもありません。お客さんと同じように自由に動き回って会話を楽しんだり、他社のお酒を利いたりしています。
会員さんの手造りのつまみをつついて皆と酒蔵のことなどをフランクに伝えています。
多少 テンションの上がった蔵元もいましたがここではご愛敬。

前回からの企画で「落語の楽しみ」ができ、昨年と同じく東京より「風亭柏枝師匠」の講談がありました。
落語は最近聞く機会が少なくなりましたが、やはりカメラを通さず生の講談はとても迫るものがあります。
暫くは小春日和のもとうつらうつらとした時間が流れたもののだんだんと山を登るにつれ自然と体は前屈み、師匠の手の動きに皆顔がつられ目が動き落ちに入る前一瞬静まります。
やはり聞く方の姿勢がしっかりとしているせいでしょうか、皆で笑いのウェーブが起こりました。

毎回 この楽しい会が開かれるにあたっては「うの会」の会員さんと鵜飼さんのたいへんな下準備で成り立っています。
17年続けることの大変さと努力とチームワークには全く頭が下がるぱかりです。
やはり この会場に集まったたのしい笑顔がまた来年の「楽しむ会」のエネルギーになります。


2001年 三千盛しぼりたてを楽しむ会


日時 2001年2月25日
主催 岐阜県瑞浪市
    酒仙房 おおたけ主催

場所 瑞浪市 「割烹 かず由」

とっても豊かな自然が残る瑞浪市のはずれ、移転後、前に新しい道路ができてきていますがまだまだ交通量も人も少ない未開の地、夜は真っ暗でなんか出てきそう。男が歩くのでもちょっと怖い、へたをすると横の溝に落ちたりしそうだ。こんな店にぶらりと入ってくる人はまずいないと思っていいだろう。主人の大竹さんは、ここを基地に毎日広い範囲を営業して廻っています。

間違いのない自信のある品物しか置かないので当然価格もそれなり、なかなか一般には受け入れられず大変な苦労があったものの、ほんとうにおいしいもの、お酒の楽しみを通じて人とのふれあいを大切にしていった事が伝わり 寂しかったお店にも人が集うようになってきました。

 今回、集まった仲間は老若男女20人。根っからの酒徒、なんだか怪しい感じのする酒マニア、ちょっと不安げに初めて会に参加する好奇心旺盛なカップル、とても温和でお酒と人が好きな紳士織女、親子3人でこられた方はしても仲がよかったです。全く縁もゆかりもないのですが、皆、本当にうちとけています
 前回、主催者の大竹さんは、最初に乾杯のにごり酒を呑みすぎて始まってまもなく隣の部屋でダウンしてしまいました。にごり酒はアルコールが表示は17%代とありますが、瓶のなかで発酵が続いているので実際に呑む頃となるとさらにアルコールは高く、炭酸が「シュワ〜」と利いて口あたりがいいので思わずくいくいといってしまいます。空腹時に呑むのは要注意。

 しぼりたて新酒やらにごり酒という香りも高くとても荒っぽい味わいなので繊細な和食にうまく合うだろか。
しかし今回もとても手のこんだ創作料理が続き皆を飽きさせません。
和食らしからぬこってりとした肉料理、とても豪快な器、とりたての旬々の香り華やかな山の幸など、ある意味で料理、酒がそれぞれ主張を持ちながら尊重しあって手をつないでいるのです。
とてもしっくりといっている大人の関係、まさにこの会にそのものなのです。


久田酒店
第一回「地方銘酒を楽しむ会」


日時 平成12年11月26日  14時30分より
於  「てっぱん」
    愛旅連ビルB1F(中日ビル南)


名古屋の僻地 中川区で酒・焼酎の専門店を営んでいる久田さんが初めての酒の会をひらきました。
 専門店化をしたのは後発なのですが、ご主人の誠実で献身的な姿勢と奥さんの柔らかい笑顔は人の心を動かし口コミを通じて名古屋にその名を知らしめつつあります。
焼酎の方では、東海地区ではずば抜けた実績とパワー誇りその筋に興味のある方はぜこの店ののれんをくぐってみることをおすすめします。
多くの無名・有名銘柄を肴にご主人の熱意ある酒談義が聞けます。

今回の集まりは20名ほどで酒蔵からの出席は4社。
年齢的には30歳から上といった感じでおじさん、おばさん軍団がメイン。
酒の席は百戦錬磨といった様子。
会場はアットホームな雰囲気ながら初めてのせいでスタッフにはやや緊張した面もちで準備をしています。
一人 二人そしてグループてきてほぼ満席になって今か今かと酒が呑めるのを待っています。
冷酒と燗酒の利き酒があり。
同じ酒が温度によってこんなにも変わるものだと来ていた人は一様に驚き、蔵の人に燗のいい付け方や、おいしく呑める秘訣を聞き出しておりました。
 ここでおいしく感じたことを是非、家に戻って奥さんと一緒においしい酒をこたつなどに入って一杯やるのはいかがでしょうか。
 会は、落ち着いた良い雰囲気のまま無事終了。
まだ、全員ではなじみが薄いですがとりあえず会長が決まりましてこれからの発展が50%約束されました。


幻の日本酒を呑む会


 日時 2000年6月7日
 於   牛久市 つくば牡丹園
 主催 幻の日本酒を呑む会 茨城支部
     事務局 飯野屋

 代表 飯野雅雄
竜ヶ崎で日本酒の専門店を営んでおります飯野屋さんが見頃も最高潮の牛久ぼたん園で盛大な酒の会を催しました。集まった人数は約200名、飯野屋さんより酒の味わい・楽しみを知った多数の老若男女がこの日のために再結集いたしました。

篠田次郎先生の挨拶のそこそこに全国各地の酒蔵から選りすぐった吟醸酒の数々に人々は群がり酔いが回る前にすでに盛り上がってしまいました。立食形式なので、自由に酒の動きがみられ人のほほえむ顔、真剣な顔、また困ったような表情を見せる人などさまざまな酒と人との出会いが続きました。
地元の茨城では、やはり知られている吟醸銘柄は人気があり酒もすぐになくなったようであります。香り、味、バランスなど整いとても完成度の高いお酒であります。

また各社、特徴を出すように努めているのもあります。
香りを押さえて、やや酸味をだして料理に合わせ易いようにしたもの、熟成期間と長くとって酒本来の強さを全面にだした酒、いろいろなタイプがありますが、特徴を出した場合の結果として味のバランスが傾くので、それに合わせた状況の設定や料理との組み合わせなどを考えて、適した場所と人の出会いの提案が必要と思います。

今回 出した悠醸は三千盛らしい「からくちながら香りと味の熟成」がとれておりましたので、割合ラフに呑んでいただきました。最初は様子をみながら、3時間続いた会の後半から最後のほうにかけて充分に吟醸酒が口に行き渡ったところでお勧めしてみました。
呑まれてもあまりこの酒の話題にはなりませんでしたが、杯の方は結構進むようで何度もおかわりを差し上げることができました。
この会を主催された飯野屋さんとスタッフのみなさま、そして集まった酒追人の方々に深く御礼申し上げます。




ウェルカムぎふ


平成12年5月26日〜28日

於 中津川市
東美濃ふれあいセンターにて
 岐阜県東濃地区での陶磁器文化 地芸能そして食と器の交流などをテーマにした本当に地域密着のイベントがありました。
近くにあって以外に知られていない特産品やら音楽活動 地歌舞伎など新しい発見がいろいろ・・・
 三千盛もこちらの地域では、福岡町の三千桜と間違えられてしまいましたので、笠原町の場所からからくちのお酒のことなど、聞かれてとても新鮮な感じが致しました。

この時期はさすがに暑くなりましたので出品酒「悠醸」を氷に浸してきりっと冷やしてお出ししましたところ多くの方から「おいしい」の言葉が自然と発せられとてもうれしい限りでした

まだまだ日本酒に悪いイメージを持たれる若い人たちが多かったようなのでフルーティーな香りには以外に驚いていた様子です。
試飲で初めて口にして買っていかれたお客様も数多くいらっしゃいました。
こういった不特定多数の人が集まるところで少しでも日本酒の良さが伝わっていったことにとても喜びを感じます

日本酒の飲酒層は減少するのみと言われていますが、こういう場所にいると、まだまだいくらでも入る余地は残されているようです。
3日間で雨にもたたられましたが、悠醸69本、純米720ml15本の売り上げがありました
もちろん試飲もそれなりに使いました。




多治見・中津川地区の
新酒勉強会

平成12年3月2日
於 瑞浪商工会議所


出品酒 多治見中津川管区内
酒造所99酒造年度酒

 酒の仕込も終盤に近づく頃になると酒蔵の組合では、先生を招いて出来上がった酒を皆で持ち寄って利酒会を催します。
 以前は多治見と中津川で別々にやっていたのですが、造りをやめるところが出てきて酒蔵の数も少なくなり昨年より2組合で一緒にやることになりました。
各蔵それぞれ 今年できたばかりの吟醸、純米、本醸と種類ごとに分けてならべます。

審査をする先生が順番にできあがった酒を利いていきます。
こうした場合のポイントは、酒を含んだとき全体の味のバランスを崩すような香りや味がないか徹底的にチェックをします。

 新酒の強いフレッシュな香りに隠れている色々な、におい、米や麹、酵母などの酒本来から来るもの、そしてしぼり終わったあとから出来てくる香り、また色々な器具を通過するときにも他の素材のにおいが付着することもあります。

 酒の味では甘み、苦み、渋み、酸味、うまみの要素に味の濃さ、アルコール濃度が複雑に絡み合って全体の味を構成しています。
しかしこの段階では全ての香味がそれぞれ競い合って主張していますので全体のバランスを論じることは出来ないのです。
この酒が3ヶ月後、そして冷や卸となる6ヶ月後を頭に描きながら、多数の出品酒を1点づつ真剣に審査していきます。




2000年2月18日〔金〕

岐阜県瑞浪市 酒仙房 大竹主催

三千盛しぼりたてを楽しむ会

場所 瑞浪市 割烹かず由

酒仙房大竹の大竹章文さんは、以前瑞浪駅前の最高の立地で店を持っていたのを吹き払い自から厳しい環境のなかに身をおくことによって新たな顧客開拓と人間介在型の日本酒専門店を目指し中心部から遠く離れた発展途上の原野ともいえるような場所に3年程前に移転しました。

1からのスタートとなり厳しい日々の連続でしたが持ち前のガッツと努力そしてなりよりもこの地に本当においしい酒を皆に呑んでもらいたい一心で取り組みました。
その結果として当然この場所においても数多くの日本酒ファンが集う店となっていきました。
当然一人ではありません。後ろでしっかり支えていたのは後見人のおとうさんと、いつも店を守っているおかみさんです。
その大竹さんとともに料理と酒の相性を追求してきた「割烹かず由」さんに今回は、「しぼりたて」のフレッシュなお酒と、とても荒々しい「にごり酒」にあう特別な料理をつくっていただきました。

この日は、先日降った雪が解けずに残る寒い日になりましたが、それを吹き飛ばすようなホットなメンバー16名が「かず由」に集結しました。

皆うまいものには目がなく、いろいろ修行されている人ばかりなのでやはり料理に合わせ酒の出すタイミングが難しいです。
あくまでも料理を引き立てながら酒の味わいも感じてもらう贅沢な企画なのです。
今回のポイントは「にごり酒」と「しぼりたてなま酒」のブレンド
にごり酒単体では、酒の方が強くなりすぎてしまい繊細な料理をこわしてしまいます。
それで料理の素材や味付けによって「酒のおり」を微妙に調整して合わせていきます。
お刺身、しゃぶしゃぶ、揚げもの、創作料理とバラエティー富んだ数々の味にお酒を合わせていくのは食する人です。
食中に呑む酒 箸休めで呑む場合など、それぞれの味覚にあった酒が前に置かれています
こちらはいろいろな素材の提供とそれについての提案をいつも考えています。

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